
湿布や痛み止めの薬では
腰痛は治りません。
腰痛に対して湿布や痛み止めの薬を使うと、治りを遅くすることがあります。
湿布や痛み止めの薬などの効能は
・炎症を鎮める
・痛みの原因物質プロスタグランディンの発生を抑える
・脳や脊髄の疼痛中枢に作用して、痛みを少なくしたり、なくしたりする
etc.というものです。

これが、何故腰痛を治せないのでしょう?
それは
腰痛に対して
湿布や痛み止めでは、「根本解決」にならない
からです。
対症療法でしかありません。
なぜ、腰痛に湿布や痛み止めの薬を使っても、対症療法に過ぎず
根本的な解決にならないかというと...
湿布や薬は症状を抑えるためのものであって
治すのは、みなさんの体自身(自然治癒力)だからです。
腰痛の場合にる自然治癒力を効果的に発揮させるためには
なぜ、腰痛になるのか?
ということを知らなければなりません。

まず、腰痛の「ほとんどの原因」というものがあります。
医学書には、腰痛の原因として
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰部変形性脊椎症
・脊椎分離症
・脊椎すべり症
・内科系の病気
・腰部脊柱管狭窄症
・骨粗鬆症による圧迫
・骨折
・「筋性腰痛症」
などがある。
とされていますが
実は...
腰痛患者さんのほとんどは、最後の「筋性腰痛症」です。
筋性腰痛症は、筋筋膜性腰痛症とも言われます。
筋筋膜性腰痛症については「腰痛の本当の原因って?」もご参照下さい。
この筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)以外の、上記したような腰痛に
湿布や痛み止めを使って治そうとする人はいないと思いますが
整形外科などに行かれて
「骨には異常ないですね、病気も特になさそうだし」
と言われたら、ほとんど筋性腰痛だと思って間違いないでしょう。
そして、湿布や痛み止めは、この筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に対して使われるものです。
ところが、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の表面上の原因は
炎症やプロスタグランディンの発生かもしれませんが
「根本原因」は炎症やプロスタグランディンの発生ではないのです。
いぎあで行う整体の見方からすると
筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の根本原因は
筋肉の強張り(拘縮)と
それにともなう関節の可動不全
です。
拘縮とは...
1.1回だけの刺激によって生じる筋肉の持続的な収縮。痙縮(けいしゅく)。
2 関節に原因がなくて、関節が動かなくなる状態。関節性拘縮。
by 大辞泉
これを解決しないと、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)は本当の意味での改善はしません。
炎症や痛みは、筋肉の強張り(拘縮)が原因でおこる「症状」に過ぎない
のです。
ですから
症状をいくら抑えても
本当の原因が解消されない限り
腰痛は改善されない
ということになります。
百歩譲って、湿布や痛み止めは
ぎっくり腰などの炎症を伴う急性の腰痛には、痛みを和らげるという効能があるかもしれません。
しかし、それも内容成分の「血管を収縮させて、炎症物質が流れ出すのを抑える」
という作用によるものです。
つまり...
炎症物質がドドーッと大量に流れ出ると痛みがひどいので
血管を縮めて流れ出る量を少なくし、ジワジワッとした痛みにしましょう。
ということです。
ですから腰痛を治す、という意味からはかなり離れている事になります。
その上、この「血管を収縮させて、炎症物質が流れ出すのを抑える」
という作用に関しても
「流れるものは早く流し出してしまって、組織の修復を行うリンパ球を
一刻も早く傷ついた箇所に送り届ける方が良い
いつまでも炎症物質が居座っていたらリンパ球が現場に行きにくいから」
という説が最近出てきています。これは確かに一理あると思います。
ですから、私はぎっくり腰の方には
「よほどひどくて、寝られないほどの痛みでなければ、何もしないで安静にしてて下さい。
炎症の痛みである『ギクッとかズキン』という痛みがある程度治まったら施術しましょう」
とお伝えすることにしています。
ましてや慢性の筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に関しては
「湿布や痛み止めを使うなんて、なにをかいわんや」ですね。
ここまでお読みの方にはご理解頂けると思います。
特に
「血管を収縮」させるというのは交感神経の興奮作用
なので、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に対して
湿布や痛み止めを継続して使い続けると
「慢性的な交感神経の興奮状態」
を作り出す恐れがあります。
慢性的な交感神経の興奮状態は
腰痛以外の新たな痛みや病気を引き起こす可能性
を持っていますので
もし、使うにしても長期間に渡って使い続けることは避けられた方が良いと思います。
−生活習慣病の8割ぐらいは
慢性的な交感神経の興奮状態が原因である−
と言われています。
交感神経の慢性的な興奮状態を作り出す原因に
筋肉のロック(拘縮)があります。
筋肉のロック(拘縮)は筋肉や関節に無理な力がかかった時に起こります。
その場合、しかるべき方法でロック(拘縮)を解除する必要があります。
ロック(拘縮)した筋肉は
自然に元の状態に戻ることはなく
時には数十年も縮んだまま
ということもあります。
筋肉のロック(拘縮)は
もんだり、たたいたり、温めたり、引っ張ったりしても解除されません。
ですから、一般的に行われる方法では
腰痛はなかなか改善できないのです。
もちろん、痛み止めや湿布では決して解除されません。
むしろ患部の血流を悪化させることで
ロックを固定させてしまう可能性が高いと考えられます。
筋肉のロックとは?

正常な状態の筋肉


急激な負荷 大きな負荷、精神的なストレス などがかかると


筋肉自体や関節を守るために縮む


ロックがかかって縮んだ状態の筋肉
このように、車のシートベルトと似た仕組みが筋肉にはあります。
ロックはうまく解除しないと数十年もそのままのこともあります。
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ご自身の症状や、整体法について質問がある方は

TEL 072-632-9430
「痛み」(腰痛)は(腰に)「悪い所があるよ」と教えてくれているサインです。
そう教えてくれたら「そうなの?悪い所って何処?どうしたら治るかなあ?」
(痛みの発生する根本原因を探って、対処する)
と優しく体に聞くべきです。
それを
痛み止めの薬などで痛みを抑えると
痛くないためにロックのかかった筋肉に負荷をかけて
ロックをひどくします。
(痛み止めの薬が切れると痛みが出てくる)
痛みが出るたびに、痛み止めの薬を飲む。
効きにくくなると、量を増やしたり、強い薬に替える、等
を繰り返していると、ついには手術しないと治らないような症状になってしまうこともあります。

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