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椎間板ヘルニアの
外科的手術は
腰痛を悪化させる1
椎間板ヘルニアの手術が腰に悪い
という一番の理由は
ヘルニアを手術した周辺の関節に障害が出るであろう
と予想されることです。
ここでいう「椎間板ヘルニアの手術」とは
椎間板ヘルニアを発生した患部を背中から開き
↓
ヘルニア状態の椎間板の上下の背骨を金属で固定し
↓
椎間板に圧がかからないようにする事で、術後のヘルニアの再発生を防ぐ
(その際はみ出た椎間板を切除しておく)
というもので、今まで最も頻繁に行われてきた手術方法です。
椎間孔や椎間関節が狭くなると腰痛が起こる
という発想から生まれた手術方法であると思われます。
ですが
私は、椎間孔や椎間関節が狭くなると腰痛が起こる
と思っていません。
ですが、これだけでは
椎間板ヘルニアの手術は無効
という理由にはなっても
椎間板ヘルニアの手術が有害
とまでは言えません。
私が、こういった主流になっている椎間板ヘルニアに対する手術法が「有害」である
と言う理由は
この手術には
椎間板ヘルニアを起こしている患部以外の背骨と
その周辺の組織に対する配慮が欠けている。
という事です。
どういうことかというと
背中や腰を前後左右、あるいは捻るといった方向に動かす時は
最も支点になる背骨を中心として、その上下の背骨が同じように動きます。
例えば
腰を前に曲げる姿勢をする時は
曲がりの頂点になる背骨を中心として
その上下の数個の背骨も前に曲がります。
(40°曲げるとして、4つの背骨が動くとすれば10°ずつ動く事になります。
実際には均等に動くわけではありませんが)
このときにどこか一箇所背骨を固定したとしたらどうでしょう?
固定前と固定後、同じ角度に曲げるとしたら
固定後はその部分は曲がらない(動かない)
わけですから
その上下の背骨が余計に動かないと
固定前と同じ角度には曲がりません。
(40°曲げる場合でしたら、動く骨が4つ→3つになると
各10°→各約13°と、3°分余計に動かないと曲がりません)
そうすると
固定された背骨以外の背骨に付いている靱帯や筋肉
(特に固定された骨の隣の関節に付いている部分)
が、固定前より余分に引っ張られます。
つまり負荷が強くかかる可能性が出てくるわけです。
こうなると腰痛体操やストレッチは無効で触れた
「筋肉の伸び縮みを感知する装置」
が働いて筋肉を強張らせて、その負荷に耐えようする現象が
起こりやすくなります。
これを繰り返す事によって
どんどん筋肉の強張った部分が拡がり
背骨の可動範囲が狭くなる
という現象が起こります。
これが腰の後ろ側の筋肉で起こると
段々体が前に曲がりにくくなる
ということになりますし
大腰筋という、体を前に曲げる筋肉が縮むと
後ろにそらせにくくなります。
これらは新たな腰痛を生む恐れを秘めていますし
大腰筋の拘縮の場合は
手術したところと別の箇所に
「椎間板ヘルニア」を生じさせることにもなりかねません。
実際に、いぎあ☆すてーしょんに来られる方の中にも
「椎間板ヘルニアの手術をしたが、違う場所で再発した。」
という方がおられます。
根本的な原因を解らずに、また解ろうとせず、見える現象だけを排除する
という姿勢がこのような
「椎間板ヘルニアの再発」
という現象を生んでいるのでしょう。
こういった手術の後の弊害について調べていたところ、やはりありました。
上記の、背骨を固定する金属は
「Spinal instrumentation」(脊椎固定術とでも訳したら良いのでしょうか)
と呼ばれる手術法に用いられるものですが
その際に
「固定隣接椎間障害」
と呼ばれる問題がやはり起きているようです。
技術的に進歩してしっかり固定されればされるほど、そういう問題がクローズアップされてきたようです。
なぜ手術が専門の先生方が、実際に問題が増加するまで気付かなかったのかというと
やはり
整形外科の先生方は、骨しか見ない
からだと思います。
いぎあ☆すてーしょんに来られる方達の話を聞いても
まず整形外科を受診されてから来られる方が多くおられますが
大抵レントゲン写真を見て
「骨には異常ないですね。」
と言われて
湿布なり痛み止めの薬なりをもらっておしまい
という方が多いのです。
「貴方はこの筋肉が強張っているから...」等と
骨以外の軟部組織について
何か指摘を受けたというのは皆無です。
ですから
椎間板ヘルニアの再発を防ぐ為に
背骨を固定する事で起こる
筋肉や靱帯等の軟部組織の障害
については想像も付かないのでしょう。
軟部組織の問題を見逃して、腰痛の改善率が上がらない
というのはカイロプラクティックの世界でも起こりえることではないかと思います。
カイロプラクティックもどちらかというと、「骨と神経」の関係をクローズアップすることが多いので
やはり軟部組織の問題にはあまり興味のない先生が多いようですから。
固定隣接椎間障害」が、実際に頻繁に現れるまで
そういった問題に気付かなかったもうひとつの理由は
整形外科のみではなく現代医学の弱点とされている
「患部しか見ない診断」
にあるのではないでしょうか。
「椎間板ヘルニア」を見つけると
ヘルニアが起こった原因について考察することなく
「ヘルニアを取ってしまえばいいのだ」
と考えて手術等を行うから、こういった問題が起こるのでしょう。
これは、臭い物に蓋をしているだけにしかならなく
元を断つ治療にはなっていません。
もっと全体に目を向ければ
椎間板ヘルニアの原因についても簡単に判るはずのものだと思うのですが。
私には、医師の方達全員が「患部しか見ない」とは思えません。
しかし、大多数の先生方がおそらくそうであるために
少数派の先生達はおかしいと思っていても、何も言えないのではないでしょうか。
では、ヘルニアの原因はと言えば
筋肉のロック(拘縮)です。
あなたの腰痛が慢性化していたら
腰痛の原因になっている筋肉のロック(拘縮)を解除する必要があります。
筋肉のロック(拘縮)は筋肉や関節に無理な力がかかった時に起こります。
ロック(拘縮)した筋肉は
自然に元の状態に戻ることはなく
時には数十年も縮んだまま
ということもあります。
筋肉のロック(拘縮)は
もんだり、たたいたり、温めたり、引っ張ったりしても解除されません。
ですから、一般的に行われる方法では
腰痛はなかなか改善できないのです。
筋肉のロックとは?

正常な状態の筋肉


急激な負荷 大きな負荷、精神的なストレス などがかかると


筋肉自体や関節を守るために縮む


ロックがかかって縮んだ状態の筋肉
このように、車のシートベルトと似た仕組みが筋肉にはあります。
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